「社労士試験に合格したい!」
あなたは社労士試験に合格した人達が、どのように勉強して合格をつかみ取ったのか、知りたくないですか?
社労士試験は毎年合格率が6%前後の、難関国家資格です。
はっきり言って、生半可な気持ちでは合格できません。
「絶対に合格したい!」
そういう強い意志をもった人でなければ、合格することができません。
私は幸いにも多くの受験生の人たちと繋がることができ、勉強の過程を見てきました。
その過程をみているうちに、合格する人達には共通する習慣があることが分かってきましたので、この記事で紹介していきます。
1、息抜きが上手
社労士試験に合格するために一番大事なことは、「勉強を継続すること」です。
多くの人は勉強することに対して、苦痛を伴います。
365日毎日勉強するということは、大きなストレスです。
そのうち、嫌になってしまいます。
さらに過度なストレスは脳に悪影響を及ぼし、記憶力を低下させます。
なので週に1日は、勉強しないお休みの日を作ってください。
社労士試験に合格した人を見ていると、週に1回は遊びに行ったり、友達とお酒を飲んだりして、リフレッシュの時間を作っています。
仕事も週に1日~2日休みがあるから、頑張れるのです。
全てのことを横に置いて勉強に没頭するのは、直前期の8月に入ってからにしましょう。
ラストスパートが早すぎると、よほどの勉強好きでない限り、社労士試験当日を迎えるまで走り切れません。
2、朝早く起きて勉強している
「社労士試験に合格しました!」
この人達のSNSの過去の投稿を辿ると、みなさん朝の4時頃に起きて勉強を開始しています。
朝に勉強をすると、次のようなメリットがあります。
- 脳の集中力があがる。
- 勉強する習慣が身に付く。
- タイムリミットがある。
- 本試験で実力が発揮やすい。
順番に解説します。
①脳の集中力があがる
脳は眠っている間に前日の記憶の整理整頓をするので、目覚めたときは新しい情報が入りやすいクリアな状態になります。
目覚めてからの2~3時間は脳のゴールデンタイムと言われ、最も効率よく情報を吸収できる時間帯です。
朝一に勉強したことは脳に刷り込まれ、その後学習したことは記憶に定着しやすくなります。
このように、前もって受けた刺激が次の行動に影響を及ぼすことを、「プライミング効果」と言います。
また、起床後に朝日を浴びることによりセロトニンが分泌され、脳が活性化されます。
思考力もアップするので、朝勉強するという事は新しいことにチャレンジしたり、何かを考えたりすることに向いている時間帯なのです。
➁勉強する習慣が身につく
あなたは勉強する習慣が身についていますか?
夜に勉強をすると、次のようなことが起こる可能性があります。
- 仕事終わりに急に食事に誘われる
- 知り合いから急なLINEや電話がくる
- 気になるテレビ番組がある
- 今日やり残したことが気になる
- 疲れて寝てしまう
このようなことが起こるとついつい勉強が後回しになってしまい、なかなか習慣化することができません。
しかし勉強する時間を朝に変えると、イレギュラーなことが起きにくいので、行動が固定化されていきます。
参考までに私の受験生時代の朝のタイムスケジュールを紹介します。
- 4時 ⇒ 起床。勉強開始。
- 6時 ⇒ 洗濯機回す。朝食。
- 6時45分 ⇒ 洗濯物干す。食器片づけ。
- 7時15分 ⇒ 妻と子を起こして出社。
早起きすると、誰にも邪魔をされることがありません。
おかげで毎日2時間、勉強する習慣が身に付きました。
③タイムリミットがある
朝の勉強は「仕事に行くまで」「保育園に子供を送っていくまで」と、タイムリミットがあります。
時間制限があることにより、「これだけの時間しか勉強できない!」という意識が働き、集中力があがります。
夜寝る前に勉強しようとすると、仕事で疲れていたり、眠くなってきたりと、なかなか集中することが出来ません。
勉強時間についても、
「今日は元気だからもっと勉強しよう」
「今日は疲れたから30分だけ」
というように、気分で勉強時間を決めることになってしまいます。
最悪の場合、「今日は疲れたから、勉強やーめた」と、勉強すること自体を諦めてしまう日が出てきます。
これが何日か続くと「勉強しない」ことが習慣化され、知らない間に勉強することを辞めてしまいます。
なので、タイムリミットがある朝に勉強したほうが集中力があがり、勉強効率もよくなります。
④本試験で実力が発揮しやすい
社労士の本試験は、10:30~始まります。
朝の学習をとりいれると、朝から脳が働く習慣になります。
すると朝から始まる本試験で、高いパフォーマンスが発揮できるようになります。
3、スキマ時間を大切にしている
社労士試験に合格する人は、「勉強する時間のたっぷりある人」と思っていませんか?
実はその逆で、毎日忙しく生活している人のほうが社労士試験に合格している人が多いのです。
意外ですか?
進研ゼミ中学講座×東京大学薬学部教授(池谷裕二氏)が合同で行った実験結果で、机に向かって何時間も勉強するよりも、15分間のスキマ時間を何回か使って勉強した方が集中力が増し、はるかに脳に定着することが分かりました。
日頃から忙しくしている人は、机に向かって落ち着いて勉強する時間がなかなかとれていないでしょう。
通勤電車の中・待ち合わせの空き時間など、普通の人なら携帯をながめてしまう時間に、合格する人は勉強をしています。
「たった10分勉強したところでしょうがないでしょ。」
こう思いがちですが、この10分の積み重ねが、後々の大きな成果を生むのです。
4、励ましあえる仲間がいる
社労士試験に合格するための勉強期間は、長いです。
- 難しい専門用語
- 難解な条文
- 回りくどい言いまわし
初学者の人はこのような壁にぶち当たり、だんだんと勉強するのが嫌になってしまいます。
嫌になってしまった時、SNSを使って弱音を吐いたり、同じ受験生の投稿を見たりして励まされています。
独りで勉強して悩み始めると、焦りだし、マイナスな事ばかり考えてしまいます。
そうならないためにも、同じ志を持った仲間と繋がっているほうが、最後までやり遂げる人が多いです。
5、素直に他人のアドバイスを聞き入れる
せっかく社労士講座を受講しているのに、講師のいう事を聞かずに我流で勉強しようとする人がいます。
社労士講座の講師は言うまでもなく、社労士試験のプロです。
過去に本試験で出題されている問題を分析し、出題傾向の高い論点・効率の良い勉強方法をアドバイスしてくれます。
講師のいう通りに勉強するのが、社労士試験に合格するための最短ルートです。
合格する人は、素直に講師のいう通りに勉強しています。
さらには、「合格者体験記」をたくさん読んでいます。
今まで社労士試験に合格した人たちはどのように勉強し、どんな事に気を付けていたのか、参考にできることはないかと情報を仕入れています。
「自分はこうやって勉強したい。」
「こんなやり方をして、本当に効果があるのか?俺の勉強方法のほうが、絶対いい!」
といった、変なプライドは持ち合わせていません。
6、勉強記録をつけている
社労士試験に合格するためには、800時間~1,000時間が必要と言われています。
あなたは勉強時間を記録していますか?
不合格に終わる人はたくさん勉強したつもりになっていて、実は500時間程度しか勉強できていない事がよくあります。
勉強時間を記録することによって、自分の勉強量がどのくらいなのか明確になります。
残りの本試験までの日数を計算し、今のペースで良いのか、ペースを上げなければならないのかの一つの目安になります。
そして本試験を迎えたとき、自分の勉強時間が分かっていると自信につながります。
本試験では、「これだけ勉強したんだから、絶対に受かる!」という、前向きなメンタルがプラスに働きます。
万が一不合格になってしまった時でも、勉強時間の記録をつけていれば翌年に生かせます。
800時間にすら達していない人は、明らかに勉強不足。
1,000時間以上も勉強したのに不合格だったのであれば、勉強方法に問題があります。
これが分かれば、翌年の試験に向けて対策をすることが出来ます。
具体的な勉強方法に迷っている人は、こちらをご覧ください。
私は2年目にこの書籍に出合い、実践したら社労士試験に合格することが出来ました。
必ずあなたの合格の手助けになるはずです。
まとめ
社労士試験合格は、簡単なことではありません。
しかし合格者の行動を調べてみると、共通していることがたくさんあります。
まずは素直に、うまくいった人の行動の真似をしてみることをおすすめします。
こちらの記事では初学者におすすめする社労士講座をランキング形式にしました。
「どの社労士講座を受講しようか迷っている」という人は、参考にしてみてください。