【合格体験談】社労士試験の過去問は何年分?受かる過去問活用術!

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【受かる】過去問活用術!何年分勉強するの?

あなたは、何年分の過去問に取り組んでいますか?

5年分?

10年分?

5年分の過去問を提供する社労士講座がほとんどですが、結論から言いますと、「10年分」勉強することを推奨します。

過去問を解く目的は、下記の3つです。

  • 社労士試験問題の特徴をつかむこと
  • どういう問題の出し方をしてくるのか、傾向をつかむこと
  • 頻出問題(よく出る問題)を把握すること


5年分もあれば、社労士試験問題の特徴をつかむことは出来ます。

しかし、頻出問題を把握するには、少ないです。

なぜならば、6年以上前に出題された問題が再び出題されるということが、過去にありました。

この記事では、過去問はどのように使うのが有効なのか、私の合格体験をもとに紹介していきます。

この記事を書いた人
  • 1児のパパ。
  • 2022年社会保険労務士試験に合格。
  • ブラック企業に悩まされ、7回転職し、うつ病で休職した経験を持つ。
  • 現在は社労士試験合格の甲斐があり、心穏やかに生活中。
自己紹介


目次

過去問の重要性

社労士試験において「過去問が重要」というのは、よく言われていることです。

なぜ重要かというと、社労士試験は、過去問の使い回し問題が多いからです。

  • 論点は同じだが、言い回しを変えてくる
  • 論点・言い回しは同じだが、主語を変えてくる
  • 数字を変えてくる

このような問題が頻繁に出題されます。

そんな理由から、「過去問さえ完璧にすれば5割は採れる。」という講師までいます。

過去問の誤った活用法

実力試しのために、過去問を解かずにとっておく。

これは非常にもったいないです。

勉強を進めていくと、途中で実力試しがしたくなり、全試験範囲が終わってから「過去問を解いてみよう」と、初めて解く人がいます。

そうすると、解き方に慣れていない・出題の切り口が想定外・時間配分が分かっていない等、たくさん勉強したにも関わらず、思うような結果が得られません。

自信をなくし、モチベーションの低下にもつながります。



繰り返しになりますが、過去問は実力試しに解くものではありません。

過去問を解く目的は、

  • 社労士試験問題の特徴をつかむこと
  • どういう問題の出し方をしてくるのか、傾向をつかむこと
  • 頻出問題(よく出る問題)を把握すること

です。

本試験で解けるようになっておくための問題集として捉え、何十回と繰り返し解きましょう。

過去問をはじめる時期

過去問を解き始める時期は、早ければ早いほど良いです。

講義で労基法が終わったら「労基法の過去問を解く」というように、単元ごとに過去問を解いていくとよいです。

勉強の中心を、講座の問題集ではなく、過去問にしましょう。



あなたが受講する社労士講座で使っている、問題集があります。

これは、社労士試験の範囲をまんべんなく網羅して、問題が作られています。

簡単に言えば、本試験に出ない問題も多く含まれます。

社労士講座で使っている問題集は、全体像を把握するのに使ってください。

ある程度繰り返し解くことは必要ですが、しつこいくらい、何十回と繰り返すのは過去問がベターです。

有効な過去問の活用法

実際に過去問をどのようにして活用するのが有効なのか、紹介していきます。

①問題の出し方に慣れる

社労士講座の問題ばかり解いていると、過去問の問題文の長さに驚きます。

そして、独特の言い回しがされているので、初めは問題文を理解するのに時間がかかるかもしれません。



早めにこういった本試験の問題に触れておくことで、自然と慣れていくことが出来ます。

実は、違う問題にみえても、同じ論点を問いている問題が多々あります。

これに気付けるようになると、合格がグッと近づきます。

➁過去問は10年分解く

冒頭でも少し触れましたが、過去問は10年分解くのがおすすめです。

10年分解くと、社労士試験の特徴・頻出問題・問題の切り口をつかむことが出来ます。

ただし、「解けばよい」というわけではありません。

大切なのは何度も復習をし、頻出問題を把握し、本試験の問題文に慣れることです。


また、10年以上前の過去問は、取り組む必要はありません。

直近10年以内に出題されていない問題は、出る可能性が低く、社労士試験は法改正も多いため、間違った知識を覚えてしまう可能性があります。

知識を混同させないために、10年分で留めておいたほうがよいでしょう。

③頻出問題を洗い出す

何度も繰り返し解いていくうちに、「あれ?この問題、見たことある!」と感じるようになります。

こういった問題は、是非メモしてください。

多くの受験生は、なんとなく「頭の中で」重要事項を覚えておこうとします。

しかし、頭の中の記憶だと、ほぼ忘れ去られてしまいます。

紙にメモをし、「見える化」することにより、記憶に定着します。

④奇問・難問を省く

頻出問題を洗い出すのと同時に、その年にしか出ていない問題もチェックしましょう。

10年分過去問を解いていて、その年にしか出ていない問題は、再度出題される可能性は低いです。

多くの受験生はどうしても、自分の知識の中にない奇問・難問に目が行きがちです。

「この問題なに?知らない?やばい!」

焦ってこういった問題を何度でも繰り返し練習し、解けるようにしてしまいます。

この時間が本当にもったいない。

過去問を解くと同時に、こういった問題を省き、自分だけのオリジナル過去問集を作りましょう。


⑤頻出問題をしつこいくらい繰り返す

過去問は10回以上は繰り返し解きましょう。

「そんなに!?」と思いましたか?

10回でも少ないくらいです。



私は社労士試験に合格するために、2年かかりました。

最大の敗因は、過去問を解いた回数が少なかったことです。


そして、頻出問題は、100%間違えないで解けるようにしましょう。

大事なのは、「違う角度から問われてても、解けるようにすること」です。

なので、暗記ではいけません。

しっかり法律を理解することが重要です。

それにはやはり、繰り返ししかありません。

定期的に繰り返し、知識として定着させること必要です。

⑥類似問題を横断整理する

社労士試験は、法律の試験であり、10科目以上の法律が出てきます。

各科目は全くの無関係ではなく、共通点がいくつも存在します。

似ているんだけど、微妙に違うというものが多く、受験生を混乱させます。

なので、似ている知識に出会ったら、法律ごとに整理していくことが重要になっていきます。


例えば、下記の写真をご覧ください。

横断整理テキスト
横断整理テキスト

これは「延滞金」について、過去問を元に横断整理したものです。

横断整理することにより、格段に覚えやすくなります。


上記の写真はTACの教材ですが、横断整理の教材は各講座でも必ず準備されていますので、惜しまずに手に入れてください。

まとめ

  • 社労士試験は過去問の使いまわしが多い
  • 過去問は10年分を早めに解き始める
  • 頻出問題を洗い出す
  • 奇問・難問を省く
  • しつこいくらい繰り返し解く
  • 横断整理をする

過去問は本当に重要です。

早めに過去問にとりかからないと、頻出問題の洗い出しや、奇問・難問の除外といった「問題の整理」ができません。

「問題の整理」ができないと、覚えなくてもよい問題を必死に理解しようとし、繰り返し解くことになりますので、勉強時間のロスになります。

社労士試験の範囲は、とても広いです。

正しく勉強していかないと、いつまで経っても合格できません。


こちらの記事では過去問題集だけでなく、私を社労士合格まで導いてくれた「社労士必勝本」を紹介しています。

ぜひ確認してみてください。

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