社労士の勉強って、みんないつから始めてる?
社労士の試験を受験しようと思うけど、どのくらいの時期から始めた方がよいか迷いませんか?
社労士試験は、毎年8月の第4日曜日に行われます。
結論から言いますと、1年前が理想です。
「勉強を始めるのは、早ければ早いほど良い。」
こういう言葉を耳にすることがあるかと思いますが、全員に当てはまるわけではありません。
むしろ勉強を始めるのは、早ければ早いほど挫折者が増えます。
この記事では、その理由を説明していきます。
あなたの参考になれば幸いです。
だれもが1年以上勉強できるわけではない
社労士試験に合格するために一番大事なことは、勉強を継続することです。
社労士試験に合格するには、800時間~1,000時間の勉強時間が必要と言われています。
1,000時間を1年の365日で割ると、1日に約2時間45分の勉強時間が必要です。
「1日に2時間45分?そんなに勉強できないよ!」
ほとんどの方がこう思われると思います。
いざ勉強を始めてみると分かるのですが、人間は多少追い込まれているくらいの方が勉強します。
仮に、1年半前から勉強を始めるとどうなるか?
確かに毎日の勉強時間は、少なくて済みます。
しかし、あなたは1年半後の社労士試験に向けて、本気で勉強を継続できますか?
「できる!」という人は少ないと思います。
社労士試験に向けてモチベーションが高まっているのは、実際に行動に移した時です。
- 教材を購入した時
- 社労士講座に申し込んだ時
1年半前に行動に移し、社労士講座に申し込んだり、教材を買ったりしても、「まだ時間がある。」と人は考えてしまい、徐々にモチベーションが下がってしまいます。
モチベーションが下がり切った頃でも、社労士試験までは1年以上の期間があり、そのまま教材はタンスの肥やしになり、いつの間にか忘れ去られてしまいます。
では、1年前に社労士試験の勉強を始めるとどうなるか。
1年前に社労士講座を申し込み、勉強を始めたとしても、モチベーションには波があります。
しかし、11月~12月ころになると、徐々に社労士試験を意識し始めます。
そして、社労士試験半年前の2月ころになると、「あと半年しかない!」と焦り始め、勉強に集中できるようになってきます。
これは私の2回に渡る受験、社労士試験の受験生である1,000人以上のX(旧ツイッター)ユーザーの投稿から、明らかです。
毎日2時間45分の勉強をできる人は、まずいないでしょう。
しかし「時間がない!」と焦り始めると、休日に5時間勉強したり、社労士試験直前の7月や8月には8時間~10時間勉強するようになっていきます。
これが、合格する人の流れです。
過去に難関大学・合格率10%未満の難関資格に合格されている方・複数受験されている方は、勉強する習慣が身についているので、当てはまらない方もいます。
しかし、勉強する習慣がついておらず、難関資格に初めてチャレンジする方は、勉強を始める時期は要注意です。
絶対的に社労士試験に合格しなければならない理由のある方は別として、早く始めれば早く始めるほど、勉強のモチベーションが継続できず、挫折しやすくなります。
社労士試験は記憶の試験である
社労士試験は忘却との戦いです。
試験範囲はとても広いですし、内容も複雑です。
試験範囲をしっかり勉強し、記憶に定着させるには、それなりの期間を要します。
だからといって、必要以上に長い期間を確保するのはおすすめできません。
社労士試験合格のカギは、いかに短期間で問題集を何回繰り返せるかにかかっています。
人が勉強したことを記憶に定着させるには、感情と強く結びつけるか、同じ事をしつこいくらいインプットするしか方法はありません。
例えば、同じ問題を「1年間に3回解く」のと、「1か月間に3回解く」のとでは、どちらの方が記憶に残り、正解率が高いと思いますか?
言うまでもなく、「1か月に3回解く」方が、圧倒的に記憶に残ります。
こういった理由で、だらだらと長期間勉強することは記憶に残らない勉強になってしまうので、おすすめできません。
社労士試験は一生懸命勉強に取り組まないと合格できませんが、一瞬懸命頑張ることが、もっと大事です。
まとめ
- だれもが1年以上の長期間勉強できるわけではない。
- いかに短期間で問題集を何回繰り返せるかが大事
社労士試験は合格率が毎年6%前後の難関国家資格です。
合格するためには、勉強を始めるタイミングはとても重要です。
さらに言うならば、戦略を練って正しい勉強をしていかないと、何年経っても合格できません。
私の友人で、10年社労士試験に落ち続けている人がいます。
そうならないためにも、社労士の勉強を始めようと思ったら、ぜひこちらの記事も読んでみてください。