「予備校に通おうと思っているんだけど、どこがいいの?」
この記事では、TAC・大原の社労士講座について、受講者の口コミとともに紹介します。
2023年、社労士試験の合格者数は2,720名でした。(厚生労働省第52回社会保険労務士試験合格者発表)
合格者数2,720名のうち、
「資格の学校TAC」 337名
「資格の大原」 547名
合計 884名
つまり約3人に1人が、「資格の学校TAC」もしくは、「資格の大原」で勉強し、合格をつかみ取っているのです。
私も「資格の学校TAC」に通い、無事に社会保険労務士試験に合格しました。
少しでも、あなたの講座選びの参考になれば幸いです。
「資格の学校TAC」の特徴
TACの魅力はなんといっても圧倒的な合格者数です。
2011年~2023年の13年間で、合計5,537人の合格者を輩出しています。
私は初学者向けの「総合本科生Basic」を受講しました。
実際に通学して、感じた良かったところです。
- 教材の評判、講師の質、模試など、あらゆるサポートが充実。
- 受講者が多いので、模試の結果がリアル。
- 模試の問題のレベルが本試験に近い。
- 講義終了後、すぐに分からないところは講師に確認に行ける。
- 科目ごとに実力テストの実施。
- 直前期に、法改正セミナーの実施。
- 直前期は、本試験に見立てたTAC独自の問題&解説の繰り返し。
- 弱点科目のオプション講座を受講出来る。
- 欠席したときに、他のクラスに振り替えれる。
- 通学なのに、WEBでも講義が何回でも聞ける。
他の社労士講座のように、目を引くツールや人を呼び込むためのキャンペーン企画がないので、かなり自信があるのだと思います。
受講者の口コミ・評判
良い口コミ
先生が伝授して下さった語呂合わせや、覚えるコツなども、苦しい暗記から楽しいものに変えてくれました。
テキスト以上に詰まっている教室への通学は、大変有意義でした。
オプション講座で直接授業を受けて質問できたのが良かった。
合格テキスト・答練・模試・過去問等々最高の教材でした!
悪い口コミ
問題が難しい。ボリュームが多くてついて行けない。
勉強が、頻出問題に絞られてない。
講義を聞いていても、「最近は出ていませんが、一応覚えておいてください。」というセリフが多かった。
もっと的を絞った、「短期合格コース」みたいなのを作って欲しい。
TACは網羅的に勉強するので、勉強が苦手な方はついていくのに厳しいかもしれません。
- 勉強が得意
- 網羅的に勉強したい
という方に、TACは向いています。
「資格の大原」の特徴
大原の強みはなんといっても、社労士24!
24時間で全科目のインプットを終えられます。
社労士の勉強は「全科目を何回転させられるか」が重要なため、記憶の呼び起こしに最適です。
また、多彩な語呂合わせを紹介しており、暗記がしやすくなっています。
毎年合格者数は「資格の学校TAC」に次ぐ2位でしたが、じわじわその差を詰め、2021年にはとうとう1位になりました。
以下、資格の大原の特徴です。
- 全国47拠点にある教室。
- 社労士24のクオリティーが高い。
- 毎年改定されるオリジナル教材。
- 初心者でも分かりやすい
- 質問があれば、講師が直接対応。
- 講義が受けられない時、WEB講義を受けられる。
- 自習室の完備
受講者の方の口コミ・評判
良い口コミ
社労士24はテキストが薄いおかげで、どこでも持ち歩け隙間時間に勉強できました!
テキストが秀逸!選択マークや参考マークが記載されてて、力を入れて勉強するか否かが一目でわかる!
合格するために必要なのがそろってる。
テキストを読む!トレ問を解く!
それ以外やってないのに合格したので、揺るぎない信頼しかないです!
悪い口コミ
費用が高い。演習量も少ないし、もう少し安くしてほしい。
トレーニング問題集が使いづらいところがある。
大原はTACと対照的で、「演習量が少ない」という口コミがありました。
初学者の方は、「資格の大原」が向いています。
悪い口コミはそれほど見当たらず、探す方が大変でした。
「費用が高い。」という声がありましたが、みんなが社労士試験に合格するために勉強している人気の講座ですので、金額に見合ったクオリティーの高さです。
下記の記事では、「資格の学校TAC」と「資格の大原」の詳細を比較してみました。
もしよろしければ、参考にしてみてください。
有名な社労士講座8校の合格者数を比較
2023年の合格実績は次の通りです。
有名な資格講座8校を比較しました。
講座名 | コース | 合格者数 |
資格の学校TAC | 通学・通信 | 337名 |
資格の大原 | 通学・通信 | 547名 |
LEC東京リーガルマインド | 通学・通信 | 公表なし |
フォーサイト | 通信 | 228人(合格率26.4%) |
クレアール | 通信 | 公表なし |
アガルートアカデミー | 通信 | 公表なし(合格率28.57%) |
スタンディング | 通信 | 145名(合格率28.80%) |
ユーキャン | 通信 | 公表なし |
社労士試験の勉強法3種類
社労士資格を取得するためには、3つの勉強法があります。
- 予備校に通う
- 通信講座を利用する
- 独学
それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
1、予備校のメリット・デメリット
予備校のメリット
- 分からないことがあれば、その場で講師に聞ける
- 気分が乗らない日でも、予備校に行けば勉強する雰囲気になる
- みんな必死に勉強しているので、自分のモチベーションもあがる
- 講義時間が決まっているため、ON,OFFがはっきりしている
予備校のデメリット
- お金が高い
- 通学にまとまった時間が必要
予備校に通えば強制的に勉強する雰囲気になるので、「途中で挫折しそう。」という方は、予備校がおすすめです。
周りも必死に勉強しているためモチベーションもあがりますし、予備校に行くといつも同じメンバーなので、勉強仲間が出来るかもしれません。
一番のデメリットは、「金額が高い」というところです。
しかし、教育訓練制度や予備校独自の制度で、条件を満たせば費用援助があります。
2、通信講座のメリット・デメリット
通信講座のメリット
- 費用が安い
- 隙間時間に勉強できる
- 場所を選ばない
- 自分のペースで勉強できる
通信講座のデメリット
- 自分で計画的に勉強しなければならない
- 孤独感を感じやすい
- 強い意志がないと、続けるのは難しい
通信講座は、安い講座だと10万円以下で勉強ができます。
- まとまった時間がとれない
- 予備校に通う時間がない
という方は、隙間時間に勉強することが出来ます。
しかし、自分で計画的に勉強しなければならないので、挫折しやすいというデメリットもあります。
こちらの記事では、受講生から人気のおすすめ通信講座をまとめました。
もしよろしければ、参考にしてください。
3、独学のメリット・デメリット
独学のメリット
- とにかく費用が安い
- 自分にあった問題集を選べる
- 場所を選ばない
- 自分のペースで勉強できる
独学のデメリット
- キーポイントが分からない
- 仲間がいない
勉強するのに必要な費用は教材費だけなので、安く済みます。
教材も好きなものが選べるし、好きな時に勉強できます。
しかし、キーポイントが分からないですし、仲間もいないので、挫折しやすくなります。
独学での合格率は1%未満と言われています。
「独学で合格したい」という方は、是非こちらの記事を読んでみてください。
きっと、合格への手助けになるでしょう。
まとめ
- 「資格のTAC」「資格の大原」は、圧倒的に合格者数が多く、人気
- 「資格のTAC」は勉強のボリュームが多いが、10年連続合格者数NO.1
- 「資格の大原」は費用が高いが、社労士24が人気で2021年合格者数NO.1
- 予備校は費用が高いが、勉強が一番しやすい環境
- 通信は費用が安いが、学習スケジュール、モチベーション維持が難しい
- 独学は好きなように勉強できるが、合格者数が圧倒的に少ない
私は「資格のTAC」と「資格の大原」で迷った結果、自宅からの立地の面で「資格の学校TAC」を選びました。
「みんなが選んでる」というのは、とても安心感があります。
いざ講座に行ってみると、クラスメイトは50名以上はいました。
是非あなたも、安心と実績のある予備校で、社労士試験合格をつかみ取りましょう。
下記の記事では、予備校・通信講座を含め、すべての社労士講座の中から、初めて社労士の勉強をする方におすすめの講座をランキングにしました。
もしよろしければ、こちらも参考にしてください。