「絶対に今年、社労士試験に合格したい!」
この記事は、そんな想いの方向けです。
社労士試験は1年に1回しかない、難関試験です。
試験に落ちてしまうと、もう1年、勉強しなければなりません。
長いですよね。
「そんなの嫌だ!」
という方は、ぜひ読み進めてみてください。
「合格者はどういう状況で、どのように勉強していたの?」
気になりませんか?
今回は、2022年に社労士試験に合格した30代~40代サラリーマン20名(男性10人・女性10人)にインタビューをし、質問に答えて頂きました。
合格者の真似をすることが、一番の合格への近道です。
ぜひ、参考にしてみてください。
Q1、職種を教えてください
「総務・労務・人事」「社労士事務所」の方の割合が多いですが、いろんな職種の方がチャレンジされているのが分かります。
Q2、結婚していますか?
社労士試験は難関試験で、勉強に多くの時間を必要とします。
勉強する為の費用もそれなりにかかりますが、「結婚している」という方の方が多くいました。
Q3、子供はいますか?
「結婚している」と答えた13名の方にお子さんがいるか尋ねたところ、10名の方が「いる」と回答しました。
さらにその中で、3名の方が「5歳未満の子供」でした。
社労士試験を受験するうえで、「育児で勉強する時間がない」と悩んでいる方もいます。
しかし、時間を有効活用すれば、合格することが可能ということが分かります。
Q4、1日の平均勉強時間はどのくらいですか?
3時間~4時間が一番多い結果となりました。
皆さん仕事をしながら勉強したので、仕事の日は2時間~3時間。
そして、休みの日は5時間以上という回答が一番多くありました。
Q5、直前期(8月)の平均勉強時間はどのくらいですか?
直前期になると、ラストスパートで勉強時間がかなり増えていました。
仕事のある日も出来るだけ勉強時間を確保し、休日は8時間~10時間勉強している方がほとんどでした。
この時期には、法律の理解・制度の理解はすでに終わっており、ひたすら多くの問題を解き、暗記に時間を使っていたことが分かりました。
Q6、勉強は朝の出社前?それとも夜の帰宅後?
朝早くに起きて勉強するという人のほうが、多くいました。
夜の帰宅後に勉強すると答えた方は、なんと全員が独身者もしくは、子供のいない世帯でした。
勉強する時間帯については、家庭環境が大きく影響しているのが分かります。
子供がいて資格取得を目指している方は、朝方の勉強にしないと、合格は難しいかもしれません。
また、朝と答えた方・夜と答えた方のいずれも、通勤電車の中や、お昼休みなどのスキマ時間を使って、5分でも空き時間があれば勉強すると答えました。
「なぜその時間に勉強するのか」、以下に理由をまとめました。
朝の出社前に勉強する理由
- 夜勉強すると、すぐに眠たくなる。
- 誰にも邪魔されない。
- 時間を意識して勉強できる。
- 「新しい事を勉強するには朝の方が良い。」と聞いたことがあるから。
- 以前は夜勉強していたが、残業になると勉強ができない日があった。
- 集中できる。
夜の帰宅後に勉強する理由
- 朝が苦手
- 夜の方が集中できる
- 仕事前に疲れたくない
- 学生の頃から、勉強は夜にやるイメージだったから
- 早起きして勉強するという発想がなかった
朝に勉強する方が口をそろえていう、「夜勉強すると眠くならないですか?」という質問をしてみました。
すると、
- 眠くならないように、少ししかご飯を食べない
- 晩御飯を食べる前に勉強する
という答えが返ってきました。
夜に勉強される方は、睡魔に対して、しっかり対策されています。
Q7、何回目の試験で合格しましたか?
今回アンケートをとった方の中に、一発合格者はいませんでした。
それだけ難しいという事です。
2回目~3回目でほとんどの方が合格しており、7回目で合格できたという方が1名いました。
「3回目もし落ちていたら、翌年受験していましたか?」の問いに対し、3回目合格者12名中9名が「諦める」と回答しました。
3回を境に、諦める方が多いようです。
Q8、どこの社労士講座で勉強しましたか?
その講座を選んだ理由
受講した社労士講座を選んだ理由を、聞きました。
資格の大原
資格の大原は、2021年・2022年の合格者数がNO.1です。
合格者数の高さ・大手の安心感から、資格の大原を選んでいる方が多いようです。
資格の大原の特徴をまとめましたので、こちらをどうぞ。
資格の学校TAC
資格の学校TACは、2020年まで合格者数NO.1の実績を誇っています。
資格の大原に負けず劣らずの社労士講座です。
私も1年目は、この予備校に通っていました。
TACの特徴・実際に通った私の体験談をまとめました。
クレアール
クレアールは、講師陣が有名です。
年金博士として、TVや雑誌でも活躍されている「北村講師」をはじめ、社労士試験13回連続合格している「斎藤講師」は答練を作成しており、受講生から絶大な信頼を得ています。
クレアールの特徴についてまとめましたので、もしよろしければ参考にしてください。
フォーサイト
フォーサイトは、通信の社労士講座として、高い合格率を出している実績があります。
「不合格なら全額返金」という学習フォローもあり、初学者にとって受講しやすい講座です。
20名中2名しか受講していないというのが不思議なほど、口コミ評価が高いです。
フォーサイトは初学者向けの社労士講座です。
今回のインタビューは複数受験者ということもあり、あまり選ばれなかったのでしょうか。
フォーサイトについては、こちらの記事にまとめてあります。
アガルート
アガルートは、「合格者には全額返金」という合格者特典を設けています。
受講費用は他の講座と比べると若干高いですが、全額返ってくるのでしたら問題ありません。
アガルートの詳細はこちらにまとめてありますので、参考にしてみてください。
Q9、一番苦戦した科目は何ですか?また、どのように対策しましたか?
「統計・白書」に苦手意識をもつ方が半数いました。
労一に苦手意識を持つ方もいるかと思いましたが、皆さんお勤めされて身近な法律のためか、あまり苦手意識のある方はいませんでした。
労働基準法については、
- 言葉遣いが難しい
- 文章が難しい
と、読解に苦戦したようです。
対策方法
みなさんが「苦戦した」と回答した科目について、どのように対策をし、勉強したのかご紹介します。
統計・白書
範囲が広すぎてどこを勉強したらよいか分からなかったので、講座のオプションセミナーを受講し、講師が「重要」と言っていたところだけを、ひたすら繰り返し勉強した。
5月から、「毎日1時間は統計・白書の時間」と決め、毎日触れるようにした。
すると、なんとなく世の中の傾向が分かってきて、覚えていない問題でも「たぶんこうだろうな。」で、正解出来るようになってきた。
令和2年の選択式の失敗を生かし、名前の細部まできっちり覚えるようにした。
※令和2年の労一の選択式では、統計調査の名称が出題されました。
細かい数字を覚えるのは不可能なので、だいたいの傾向をつかむ程度にとどめて広範囲の勉強をするように努めた。
数字ではなく、統計に出てくる1番目・2番目・3番目に多い項目を覚えるようにした。
「新聞を読み、厚生労働省がどのような施策に力を入れているか把握しておくとよい」というのを聞いたので、新聞を読むようにした。
3年目の受験で合格しましたが、1年目の時から苦手意識がありました。
1年目は労一で足切りにあい、不合格。
そのトラウマから、2年目は労一を重点的に勉強したら、総得点が合格点に達しませんでした。
3年目は半ば開き直り、労一は講座で勉強した内容だけに絞ったら、合格することが出来ました。
1年目は意味の分からない言葉が多く、丁寧に言葉の一字一句まで暗記し、意味を理解していましたが、時間が足りず、消化不良で試験当日を迎えて不合格に終わりました。
しかし、2年目はその甲斐があり、単語の理解ではなく、内容の理解に時間を使うことが出来ました。
過去問を繰り返し解いた。
「統計・白書で、過去問解いて意味あるの?」と思っており、1年目はほとんど過去問を解かなかった。
しかし、講師のアドバイスを素直に聞き入れ、今年は過去問を繰り返し解いたら、高得点がとれた。
試験勉強ばかりしていたが、ニュースを見て、世の中の動向にも興味を持つようにした。
意外と友人の会社の不満の話を聞いていると、「こういう動きがあるのか。」と、試験に関係する話があって、勉強になることもあった。
家にこもって勉強ばかりしていたら、今年も不合格だったかもしれない。
「覚えなければいけない」と思うと、膨大な範囲とプレッシャー・覚えられない自分に対してで自己嫌悪に陥っていました。
6月後半くらいから、半ばあきらめ状態でテキストを流し読みだけにしたら、ぼんやりと全体像が記憶に残り、本試験では正解することが出来た。
社一
費用の負担割合、企業型年金・個人型年金の拠出限度額などの、数字を覚えるのに苦労した。
無理やり語呂合わせにしたり、身近な事と関連付けて必死に覚えたが、試験に出なかった(泣)
過去問を見ると「社会保険労務士法」が、労一・社一にまたがり、多く出題されていた。
なので、「社会保険労務士法に関しての問題は満点をとってやる!」という意気込みで勉強していた。
確定拠出年金法・確定給付企業年金法が苦手でした。
文章を読んでも理解が難しいので、何度も図に書いて覚えました。
法律が、何年に「制定」されて、何年に「施行」されたのかが、ごちゃごちゃになっていました。
自作で年表をつくり、 頭文字で文章をつくって、なんとか覚えました。
厚生年金保険法
とにかく時間をかけ、理解できるまで何度でも同じ問題を繰り返し解きました。
老齢年金・障害年金・遺族年金の制度が難しいのでそちらに目が行きがちですが、意外と届出に関する問題や取得時期・喪失時期の出題率が高いことが分かったので、基本問題は100%出来るようにして本試験に挑みました。
問題を解き、テキストを読んでの繰り返し。
そうこうしているうちに、なんとなく理解が深まり、分かるようになってきた。
近道なんてない。
とにかく量をこなす。
労災と・国民年金法と一緒に、横断整理しながら勉強しました。
加給年金や寡婦加算・中高年の特例などいろいろありますが、まずどういった制度があるのかを書き出し、全体を把握するのに努めました。
テキスト読みで一つ一つ覚えようとすると、ごちゃごちゃになり訳がわからなくなります。
労働基準法
私は選択式で出題される、裁判判例が苦手でした。
「勘案」「蓋然性」「画一的」など、恥ずかしながら国語力が低く、知らない単語が多数ありました。
分からない単語はまず調べる。
そこからのスタートでした。
文章を読むときに、「この言葉は何にかかっているのか。」を必死に考え、訓練するうちに、徐々に初めて見る問題でも理解できるようになりました。
初めは時間がかかりますが、焦らないのがポイントです。
ゆっくり、焦らず、丁寧に。
答えに迷った時、「自分が労働者の立場なら、こうであって欲しい。」という願いを込めて選択したものが、正解肢であったことが度々ありました。
参考にならないかもしれませんが、私は自分が働いている姿をイメージしながら勉強していました。
労働安全衛生法
たった3問しか出ないが、選択式問題で労基法が難しい時に足きりにあうのが恐くて、捨てきれませんでした。
選択式問題は、過去問を見てみるとそんなに意地悪問題は出ていなかったので、基本的な事柄の勉強だけを徹底的にやりました。
択一式に関しては、「労基法で7門中4点確保しよう」という想いで、1点とれればラッキー気持ちで労基法に力を入れました。
Q10、諦めようと思ったことはありましたか?また、どのように気持ちを立て直しましたか?
諦めようと思った時
本試験直後
直前の模試の結果は2回ともA判定で、「今年こそ絶対受かる!」と思っていたのに、本試験後の自己採点をしたら、選択式で3科目が2点しかとれなかったとき。
択一式は51点とれていたからこそ、「また1年勉強するのか。」と、心が折れそうになった。
勉強し始める時期が少し遅かったものの、必死で勉強してきたのに、合格点に全く届かなかった。
これだけ勉強してこの点数しかとれないなら、自分には何年勉強しても合格は無理だと思った。
3回目の本試験終了後、私は自己採点で不合格が確定と分かったが、講座で仲良くなった人から連絡があり、「たぶん一発合格してる」と言われました。
その時、「社労士にはなるべき人がなるんだな」と、思ってしまいました。
忘れもしない、令和2年の労一の選択式問題。「統計調査はあまり出題されていない」と講座で言われており、ほとんど勉強せずに試験に臨んだら、見事に出された。
結果、労一の選択式は0点…。
6回目の挑戦だったために、さすがにもう諦めようと思いました。
模試でE判定だった時
初めて受験した年でした。
10月開校の講座に申込み、約1年間ほぼ遊ぶことなく真面目に勉強してきたのに、本試験前の中間模試・公開模試ともに択一式が30点ちょっとしかとれなかった。
「私には無理な資格だ。」と半ば諦め状態で本試験を受けたら、なんと択一式で40点以上とれた。
「模試は本試験より難しいだけだったんだ」と、気持ちがあがり、もう一年頑張れました。
初めて模試を受けたとき、時間が全然足りなかった。
この問題数を時間内に解くのは、無理だと思った。
気持ちの立て直し方
壁に、予備校の領収書を貼りました。
「このお金を無駄にするのか?」と、自問自答しました(笑)
本試験終了後、本気で諦めようと、一度勉強から完全に離れました。
しかし、年が明けた2月ころからモヤモヤしだし、なんだかんだでもう一度勉強を始めてしまいました。
ある時、ふと会社の同僚から、「そういえば社労士試験どうなった?」と聞かれ、「諦めた。」とはいい辛く、「今年は落ちたけど、来年は受かるよ!」と返事してしまい、それがきっかけでまた勉強し始めた。
なぜ社労士試験にチャレンジしたかを、もう一度考えました。
私はブラック企業で辛い経験をしたので、社労士になって、もっと働きやすい会社を増やしたいという想いで社労士を目指しました。
その時の気持ちを思い出し、「もう一度頑張ってみよう」と思いました。
私が社労士試験を受験するにあたって、夫が家事や育児をやってくれていたが、さすがにこれ以上負担はかけられないと思い、諦めようとしました。
しかし、夫が「受かるまで何度でもチャレンジしたらいいよ。」と言ってくれたので、もう一度チャレンジしました。
何度も試験に落ち、「この努力は報われる時が来るのか…」と落ち込んでおり、自分への慰めのため、名言集を読み漁りました。
言葉ってすごいですね。前向きな言葉をたくさん見ているうちに、「もう一度頑張ってみよう」という気持ちになりました。
私も1度、社労士試験に不合格となり、来年受験しようか悩みました。
1年勉強し続けるというのは、並大抵のことではないです。
そんな時に「もう1年がんばろう。」と思えたきっかけは、私も言葉の力でした。
「もう社労士試験にチャレンジするの諦めようかな…」
そう思った時に、やる気の上がる名言を集めてみました。
もしよろしければ、こちらもご覧ください。
Q11、勉強中どんなことを意識していましたか?
6月以降からは本番を意識し、常に時間を計りながら問題を解いていました。
また、多くの問題集は使わず、講座で使っている問題集を徹底的に何十回も解くということをやりました。
完璧主義にならないこと。
全ての問題を解けるようにするには無理なので、頻出問題をピックアップし、覚える問題・捨てる問題を明確にしていました。
とにかく良いイメージをもつようにしました。「私は受かる。私は受かる。」と、最後の1ヶ月は自分に言い聞かせていました。
社会保険科目を重点的に勉強しました。
過去問を見ると、労働科目は判例や労災の可否などの問題が多く、勉強しても得点がなかなか伸びませんでした。
しかし、社会保険科目は問われる論点のパターンが決まっていたので、知識が深まるほど、得点が伸びていきました。
語尾の最後にどんな言葉があるかを意識しました。
択一式は、1問3分で解いていかなければならないため、初めは焦って解いていましたが、語尾のひっかけに多くひっかかり、誤りを選ぶことがありました。
なので、問われている内容が合っていると分かっていても、最後の1文までしっかり読み、解答する癖をつけました。
「厚生労働大臣は~」「健康保険組合は~」など、主語を変えてくるパターンが多かったので、主語が誰であるかを意識した。
合格者の真似をしようと、いろんな人の合格体験記を読み、取り入れれる勉強法はどんどん取り入れた。
睡眠時間だけはしっかり7時間以上になるように、確保した。
勉強中に眠たくなったら割り切って寝る。
眠たい目をこすりながら勉強しても、頭に入らない。時間の無駄。
薬剤師・弁理士試験に合格した友人に、「前日に解いた問題を、次の日にもう一度解くと記憶に残りやすいよ。」とアドバイスをもらったので、実践した。
1つの科目ごとに区切るのではなく、横断的に勉強することを意識した。
数字を意識した。
時効の消滅や、取得・喪失の届け出・延滞金など、「4割が数字を問う問題」と聞いたので、意識するようにした。
択一式問題を解くときに、正択肢を答えるだけだ鳴く、誤りの選択肢に対しても「ここが間違ってる」と明確に答えられるようにした。
机に向かっている時間だけでなく、通勤の電車の中・レジを待つ時間など、少しの時間でも大切にし、隙あらば勉強するようにした。
「かつ・または」、「超える・以上」、「未満・以下」、「通算・継続」というキーワードは、徹底的に見直しました。
1日でも勉強しない日があるとモチベーションが下がってしまう為、どんなに時間がなくなっても、「寝る前に10分だけは必ず勉強する!」と決めた。
「今日はここまでやろう。」という目標にすると、思ったように勉強がはかどらなかったとき、理解できていないのに先へ進んで意味のない勉強になっていました。
「今日は2時間勉強しよう。」という目標にすると、しっかり理解して先へ進めるし、2時間勉強した後、「もうちょっとやろうかな」という気持ちになり、得点が伸びていきました。
プライベートを犠牲にしすぎない事。
適度にストレスを発散しながら、勉強に対する意欲を高めていました。
講座での問題集や小テストよりも、過去問を重点的に勉強した
解いてみると分かるのですが、特に試験直前期の講座の実力答練は難問奇問が多く、「こんなの本試験に出るの?」という問題が多々あった。
今まではまじめにそういった問題もちゃんと勉強し、解けるようにしていたが、結果的に本試験で出なかった。
今年は割り切ってそういう問題は諦め、その勉強時間を他で使ったら、合格しました。
私は集中力がないので、集中力が切れたら勉強を中断するようにしました。
勉強していると、自然と他ごとを考えてしまっているときがあります。
それが中断の合図です。
集中力が切れた状態で勉強しても、全然記憶に残りません。
私自身、2回目の社労士試験で合格しました。
私は、クレアールが出版している「社労士試験 最短最速!非常識合格法」という書籍を読み、この本に書かれている勉強法を取り入れたら、合格することができました。
インタビューをしていて気づいたのですが、合格者の方々が、知ってか知らずか、ほとんどの方が「社労士試験 最短最速!非常識合格法」に書かれていることを実践していました。
ぜひ、参考にしてみてください。
Q12、受験生へ1つだけアドバイスを願いします
全ての出題範囲を覚えるのは無理なので、的を絞って勉強する勇気が大事です。
全部覚えようとすると、全部が中途半端になってしまいます。
問題で、「制度・法律」の内容が合っていても、主語だけが間違っているという問題がよくあります。
私はそれでよく引っかけられました。
「どこの機関が」というのは、しっかり覚えてください。
合格するためには、徹底的に社会保険科目を勉強した方が良いと思います。
労働科目は、勉強量に対して得点が伸びにくいです。
徴収法は範囲が狭く、得点しやすいので、5点満点を目指してください。
近年、労災科目が少し難しい気がするので、徴収法で点を稼いだ方が得策です。
どの会社の社労士講座にも、一般常識のオプションセミナーはあると思いますので、是非受講して下さい。
一般常識は範囲が広すぎるので、独学では難しいと思います。
セミナーで取り上げた内容だけを確実に勉強すれば、足切りにあうことはないと思います。
択一式の問題で、「絶対に」「必ず」など、断定的な言葉を使っているときは、誤っている可能性が高いです。
正解が分からなくても、言葉の言い回しに意識を向けると、意外と正解肢を導き出せたりします。
年金科目に苦手意識をもつ人が多いと思いますが、理解できると、本試験では得点しやすい科目に変わります。制度の複雑さにとらわれて難しいと思いきや、実はパターンが決まっていて、ひっかけ問題が少ないです。
理解できるタイミングが来ると信じて、諦めずに繰り返し解いてみてください。
「成功は、あきらめの一歩むこうにある。」
ある人からこう言われました。本当にその通りだと思いました。
あと一歩で目的達成するのに、とうの本人はそれに気付かずにドロップアウトしてしまう。
そんなのもったいないので、ぜひ合格するまでチャレンジしてください。
社労士試験は、努力すれば受かるわけではありません。
一生懸命勉強して不合格となった方は、軌道修正しなければ翌年も同じ結果に終わってしまいます。
「何がいけなかったのか」、原因を突き止めることが大事です。
模試は、現在の自分の実力を測るための手段と思った方が良いと思います。
模試で間違えたところを全部見直そうとすると、難問が多く、本試験では出ないものが多いです。
他の受験生の正解率をチェックして、明らかに正解率が高いのに自分は間違えてるという問題だけを復習した方が得策です。
過去問題集は、20回は解いてください。
そうすると、自分の中でパターンと傾向が分かってきます。
「この問題は何回も出ている。」
「この問題はこの年だけの奇問だな。」
これが自分の中で分かるだけで、勉強効率がずいぶん変わります。
勉強ばかりするより、適度に運動を取り入れると、集中力と記憶力が上がります。
だれでも勉強の合間に休憩をはさむと思いますが、休憩中は近所を散歩することをおすすめします。
他人と比べない事。
自分の点数がなかなか伸びないと、どうしても周りが気になってしまいます。
周りや模試や講座のテストで高得点を取ったからといって、本試験で受かっているかはわかりません。
「ウサギとカメ」を思い出してください。
大事なのは、本試験で合格点をとることです。
「体調管理が一番大事」と言いますが、どれだけ体調管理していても、風邪をひくときはひきます。
私は8月の頭に熱を出しました。
体調を気遣って勉強に手を抜くより、体調なんか気にせず必死に勉強した方が、よっぽど試験に受かります。
得意科目で点を稼ごうとしないこと。
大事なのは、苦手科目をなくすことです。
いろんな問題集に手を出すよりも、一つの問題集を繰り返しといたほうが良いと思います。
私は1年目はこれで失敗しました。
講座によって、多少言い回しなどが違います。しっかりと知識が定着していれば「同じ論点だな。」と気付きますが、知識が中途半端だと「何、この問題!?」と、初見のような気がして焦り、迷ってしまいます。
特に本試験が近づいてきた時期は、新しいことをやらないようにしてください。
やる気の起きないときは、思い切って休むこと。
そんな状態で勉強しても頭に入りません。
試験が近づくにつれて危機感を感じだすと、わずかな時間でも隙あらば毎日勉強したくなります。
人間追い込まれた時が、一番記憶に残ります。
私は8月に入ってからは、過去問しかやりませんでした。
「過去問を100%解けるようにすれば、本試験で50%は採れる。」という情報を見たからです。
結果、そのとおりでした。
過去問がとにかく重要です。
「自分は合格する。」と信じること。
「合格するかな…?」と不安な気持ちになると、勉強に対するモチベーションも下がってしまいます。
「私は絶対合格できる!」と、毎日10回唱えてから勉強をスタートしてました(笑)
まとめ
今回は、2022年の社労士試験合格者にお話を聞きました。
それぞれに意識していたことがあり、受験生の方にとって、参考になったのではないでしょうか。
「これから社労士試験にチャレンジしよう。」
と考えている方は、ぜひこちらも参考にしてみてください。